Tシャツ・古着の処分方法

 

断捨離に、人生がときめく片付け、ミニマリスト、と
モノを片付け、処分し、すっきりするための書籍やキーワードがあふれる昨今です。

ファストファッションの流行により、服を手軽に安く買えるようになったことで、
クローゼットがあふれかえるようになった、
というのは、良し悪しは別として、事実は事実でしょう。

他方、
ファッションが大好きであったり、
人に会うときや外出時に身だしなみを整える、というのは、
決して悪いことではなく、むしろ賞賛されてしかるべきこと、

心がきれいであれば内なる美しさが出るというのと同時に、
外見をきれいにすることで気持ちが晴れたり、張り合いが出たり、自信がついたりするものですね。

必要もないのに安いからという理由だけでクローゼットにモノを溜め込むのはやめよう、
というのは大きな柱としてありつつ、
その柱のまわりの膨らみ具合は、各自の気持ち良いと感じるレベルで調節していく部分なのだと思います。

さて、クローゼットを一斉に大処分とまで行かずとも、
着古したりシミがついたり、サイズが変わった、着る環境が変わった、心機一転、と、
衣類には処分のタイミングが訪れます。

ノーベル平和賞を受賞したアフリカの女性、ワンガリ・マータイさんも注目した
世界に誇るべき「もったいない」文化が日本では育くまれてきましたが、
いざ捨てるとき、この「もったいない」精神によって捨てられない方もいるかもしれません。
そんなときは、各種の掃除本・整理本などを参考にしつつ、
自分には要らない、というものを見極めましょう。

要らないと決まったら・・・
Tシャツや各種古着の処分の選択肢をご紹介します。

① 古着屋やフリマアプリ、オークションサイト、フリーマーケットで売る

かつては、有名高級ブランドで殆ど着ていないものが売れやすく、ファストファッションの中古品は売るのが難しいと言われていましたが、
最近は、ユニクロの商品などもよく取引されているようです。
お宝Tシャツは、良いデザインのものを探している人がいる様子です。
全体的傾向として、季節にあわせて売ると良いようです。

② ①の発展系で、売れたらそのお金が寄付されるというプログラム

世界の子どもにワクチンを 日本委員会 https://www.jcv-jp.org/donation/recycle

eyeco・赤すぐの「古着deワクチン」もこちらに参加しているよう。
「古着deワクチン」の場合、送る側の負担は、756円~

古着はマーケットwajaなどで売られ、その売上からNPOの活動資金が出される
という仕組みである様子。
正規ブランド品が対象で、着用感のあるファストファッションは対象外とのこと

③ 貧困や災害、紛争地域への寄付

特定非営利活動法人 日本救援医療センター JRCC http://www.jrcc.or.jp

イトキン等の企業により設立された非営利活動法人。
神戸の倉庫宛に送料自己負担で郵送、さらに、海外輸送費1,500円振込
海外輸送費は寄付金として控除の対象になる

ユニクロ  http://www.uniqlo.com/jp/sustainability/refugees/recycle/

対象はユニクロ製品のみ。店舗にて回収

ただし、貧困地域への物資支援には賛否両論あります。
TIME誌記事 http://content.time.com/time/world/article/0,8599,1987628,00.html
Tシャツや衣類を貧困地域へ寄付することで、現地の繊維/衣料産業が崩壊、育たない、
という見方もあります。

④ 原材料へのリサイクル

ナカノ株式会社 http://www.nakano-inter.co.jp/oldclothes/index.html

送料は送る側の自己負担。
フィリピンでウェス(工業用雑巾)等に加工される。
日本の産業を応援できる。

「洋服ポスト」特定非営利活動法人 洋服ポストネットワーク協議会 http://www.yofukupost.net/

定期的や不定期で赤坂のアークヒルズ、新宿、などに洋服ポストが開設され、
そちらに洋服を入れると回収される。
集まった衣類は、マレーシアにて仕分けられ、古着として世界各国で販売される。
商品にならないものは、ウェス(工業用雑巾)などにリサイクルされる。

H&M

ブランドや状態を問わず、回収。
古着から新しい商品を作ったり、再生繊維や工業製品の原材料として使われる。

無印良品 https://ryohin-keikaku.jp/csr/recycle.html

店頭で無印良品のみ回収。
繊維製品はバイオエタノールなどにリサイクルしたり、染め直して新製品に。

と、いろいろな選択肢があります。
それぞれのご都合やお気持ちにあった方法があると良いですね。

送料や輸送エネルギー、再生するためのエネルギー、等の環境負荷まで考えると、
そのままゴミとして出すのことにも罪悪感を感じる必要は無いかもしれません。

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