ファッションの価値

ファストファッションが広まり、セールも当たり前の商習慣となるなか、
もはやファッションにお金をかけるのはバカなのか?悪いことなのか?
そんな観点から、様々な記事や様々な方の発言を取り上げます。

ハフィントンポスト日本版
2017年8月21日「バーゲンで人生を無駄にしない」より
ルミネの新井良亮会長の発言。

「服を着ることによって自分の素晴らしさに気づく。
新しい自分を感じる。自分の成長に合わせて似合うものを着る。」

(ファストファッションについて)
「何度も買い換える前提で買うという行為に、お客さまは何を見出すのでしょうか。
いっけん合理的な買い物に見えるかもしれませんが、
人生は、効率や合理性で進まないところはたくさんありますよね。
非合理なもののなかに意外と真実はあるのではないでしょうか。
ファストファッションを全否定はしませんが、
大量にモノをつくって、大量に捨てることを「私らしくない」と思う人もいるはずです。
合理性を超えた部分で、自分自身の価値を見出す人もいるはずです。」

幸服論
ファッションバイヤーMB

「おしゃれをして見た目が変われば自信がつきます。
「おしゃれですね」と褒められると自信になって蓄積されます。
行動というのは不思議なもので、自分に自信がないとなかなか第一歩が踏み出せません。
自信があれば一歩を容易に踏み出すことができます。」
「たかが外見、たかがファッションです。「たかが」だからこそ気軽に実践できて、
なおかつ効果を自分の目で確認することができるのです。
外見が整って自信が出れば、行動も前向きに変化するというそれだけのことなので身構える
必要もありません。」

&(Asahi Shinbun Digital 【and】) 2017年7月14日
「なぜ買いたい服がないのか なぜアパレルが死ぬのか?」(上間常正)

話題の本「誰がアパレルを殺すのか」(杉原淳一、染原睦美著、日経BP社)を取り上げた記事。
「不況とはいえモノはあふれている、ワードローブには服がいっぱいあるのに
着たい服がない、店に行っても買いたい服がない。」
という状況について、アパレル側、消費者側の双方に問題があると述べている。
アパレル側の問題:
「場当たり的な対策は、商品の技術力や企画力の低下を招いた。
その結果、世界でもトップレベルの技術を持つ国内の産地や職人は置き去りにされ、
店に並ぶのはどれも似たようなデザインの魅力に乏しい商品になってしまった。」
消費者側の問題:
「買いたい服がどんな服なのか消費者の方もあまりよく分かっていないのでは」
「どんな服が変わりつつある自分の生活スタイルに合っているのか?
どんな服が自分に本当に似合うのか?
今度いつ着るかも分からない服がクローゼットにひしめいていたり、
大量に捨てたりしないで済むためにはどうすればいいのか。
そんなことを考えたうえで、欲しい服を選ぶ基準を決めている人が多いとは思えない。」

WWD 2016年7月31日
23歳の記者から山本耀司へ37の質問

「最近の女性たちは世界中、非常にダサくなっていると思う。
一日に何回も、ファストファッションで買い物するなんて、少しは疑問持てよ、と言いたい。
「一着の服を選ぶってことは1つの生活を選ぶってことだぞ」って。
だから俺は、そういったことに疑問を持つ女性のために作っている。」

NEWSポストセブン 2015年7月29日
「人気スタイリストの進言」

25万部突破の『服を買うなら、捨てなさい』(宝島社)の著者、
キャリア30年超のスタイリスト地曳いく子さんへのインタビュー記事。

「余計なものは買わない。節約という意味ではなく、
同じ1万円でもファストファッションのトップスを3枚買うより、
毎日のように履ける高級なタイツを2枚買う方が気分を上げてくれて、
素晴らしい履き心地も与えてくれます」
「本当に気に入った服にあてましょう。たとえば、理想的なワンピースが5万円で高いからと、
中途半端な1万円の服をあれこれ買ったら結局5万円ですよ。
洋服は人間関係と置き換えるとよくわかります。
友達が多いと思われたくてFacebookで100人と友達になっても、本当に信頼できる人はいない、とかね。
シンプルな方が気力もお金もセーブできますよ。」
「私もバカラのガラスが全部割れて、悔しかったから今はバカラも普段使いにしていますよ。
服も一緒。高い物ほどすぐ使え、毎日使え。毎日使えばムダ買いにはなりません。
湿度で劣化するし、一生物はありません。3.11からみんな意識が変わったと思います。」

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